家を建てるときに知っておきたい基礎知識

家に関する基礎知識をご紹介。工法や構造はもちろんのこと、建具や作り付け家具についても解説しています。住まいづくりに関わる情報なので、ぜひ参考にしてください。

日本の住まいの建築工法について

建築工法とは?

日本の住まいの建築方法を解説します。

建築工法は、大きく分けて木造(従来軸組)、木造(2x4)、鉄構造(軽量)、鉄構造(重量)、鉄筋コンクリート(RC)造の5つ。それぞれの工法は強みや弱点があります。

家を建てる環境や気候に適した工法として、日本では昔ながらの木造(従来軸組)が多い傾向にあります。

工法の設計、施工性、特性、特徴をまとめたので見てみましょう。

工法1:「木造(従来軸組)」

在来軸組工法とも呼ばれる「木造(従来軸組)」は、日本に昔から好まれてきた工法の1つ。日本では約70%の木質系戸建ては木造(従来軸組)で建てられています。

従来軸組工法の強みは、日本の風土に適しており設計の自由度が高いこと。課題点として施工者のスキルによって住宅の品質に差分が出やすい点でがあげられます。

入居後に増築や改築を行いやすいメリットがありますが、耐震性や防火性に配慮する必要があります。

工法2:「木造(2x4)」

木造(2x4)は木造ツーバイフォーと呼ばれ、木造(従来軸組)の弱点である品質差を軽減した工法です。

もとは北米の工法で、2インチ×4インチの規格化された部材で6面体(床・壁・天井)を作り、建物を支えるところが、木造(従来軸組)との違いといえるでしょう。

木造(従来軸組)より品質差が少ない分、設計の自由度はそれほど高くありません。一方で職人のスキルによって変動しやすい耐震性は一定の品質を持たせやすいといえます。

工法3:「鉄構造(軽量)」

鉄構造(軽量)は建物の骨組みにあたる柱や梁(はり)に、厚さ6mm未満の鋼材を使用している工法のこと。

鉄構造(軽量)のメリットは工場で規格生産しているため、現場での組み立てが容易な点があげられます。その分、熟練した職人に頼らなくても安定した施工品質を保つことが可能です。

工場での大量生産しているため他の工法より工期短縮を実現し、結果的に施工コスト削減につながります。

特性として結露を起こしやすく、耐火性が低い点があるため、素材の工夫や換気性能にも気を配る必要があるでしょう。

工法4:「鉄構造(重量)」

鉄構造(重量)は鋼材の厚みが6mm以上のものを使用し、柱と梁を一体化させた強固な工法です。

鉄構造(軽量)との違いは使用する鋼材の厚み。使用する鋼材が多くなる分、デメリットとして施工コストが高くなりやすいことがあげられます。

鉄構造(重量)の魅力は軽量鉄骨造や木造住宅よりも柱を減らせるため、間取りやデザイン性の自由度が高いのがメリットです。防音性にも優れています。

しかし、鉄構造の重みに耐えられる強固な地盤が必要。まずは鉄構造(重量)で建てられる土地か確認しましょう。

工法5:「鉄筋コンクリート(RC)造」

鉄筋コンクリート(RC)造のRCはReinforced Concreteの略で、補強されたコンクリートという意味です。

組んだ鉄筋にコンクリートを流し込んで固める工法のこと。柱や梁、床・壁が鉄筋コンクリートになっています。設計の自由度が高いのが魅力です。

鉄筋は引っ張る力に強いですが、熱に弱く錆びやすいです。コンクリートは圧縮に強い反面、引っ張る力に弱いです。そこで2つの材料を組み合わせることで建物の強度を高めることに成功しました。

地盤によって改良工事費がかかるので、RC造の家を建てたい場合は、事前に土地を確認しましょう。

日本の住まいの構造について

構造とは?

日本の住まいの構造は大きく分けて木造、鉄構造、鉄筋コンクリートの3つです。

それぞれの特徴や注意点などを解説します。

構造1:「木造」とは?

建物の木造構造とは住まいの主要部分に木材を用いた造りで、建築コストが低め。リーズナブルに住まいを建てたい方におすすめの構造です。

木造の特性として腐敗や白アリ対策など、定期的なメンテナスが必要です。 メリットは増改築の柔軟性があり、間取りなどの設計自由度が高いところですね。

木造住宅は吸湿性と断熱性に優れた住まいなので、日本の高温多湿な気候にぴったりな構造といえるでしょう。

構造を木造、工法を2×4や軸組工法といったように選べます。

構造2:「鉄構造」とは?

鉄構造とは厚さが6ミリ未満と鉄筋よりも薄い鋼材で建てた住まいのこと。

事前に工場で主要な部品を生産しているため、部品を安く調達することができます。建築現場で組み立てるだけなので工期が短縮でき、結果的に建築コストの削減につながるでしょう。

鉄筋コンクリートと比較すると強度が劣り、生活音などが気になる場合もあります。壁や窓ガラスの構造を調整して、遮音性を高める配慮も必要でしょう。

建築コストが抑えられる分、装飾などに費用を回すこともできます。

構造3:「鉄筋コンクリート」とは?

鉄筋コンクリートとは名前の通り鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造で、RC造とも呼ばれています。

柱や梁の骨組みに鉄筋を使用し、コンクリートでその骨組みを固めた構造のこと。耐久性と遮音性に優れ、デザインの自由度も高いです。

2つの素材を組み合わせることで、強度としなやかさを実現しています。鉄は空気に触れて酸化し経年劣化していきますが、鉄をコンクリートで固めることで鉄の酸化を防いでいます。

建具とは?

建具とは住宅の開口部に取り付ける「仕切り」のこと。具体的には、玄関のドアや格子戸、和室の障子やふすま、窓やサッシ、クローゼットの折れ戸やキッチン収納の小扉などです。

建具の「開き戸」、「引き戸」「引き込み戸」の特徴を解説します。快適な住まいを創るために建具は大切な要素なので、ライフスタイルに合わせて仕様を決めましょう。

建具1:「開き戸」とは?

引き戸とは溝やレール上を滑らせて開閉するタイプのドアのこと。ドアの場所によって「内開きか外開きか」、「右開きか左開きか」の生活同線をしっかり確認して決めましょう。

開閉タイプの一般的なドアは開けるか閉めるか2択なのに対し、引き戸は途中まで開けて間取りを広く取ることも可能です。狭小住宅の場合に、室内を広く見せることもできるでしょう。

引き戸を多用するとスイッチやコンセントの場所が少なくなるので、部屋の仕様イメージを具体化することが大切です。

照明スイッチの場所が引き戸を開けて隠れることがないように注意してください。

建具2:「引き戸」とは?

引き戸はその名の通り、左右に戸を引くことで開閉する扉のこと。開いたドアスペースが邪魔にならないので、車イス利用などバリアフリー住宅に最適です。

また、リビングと隣の部屋を間仕切り、必要な際にワンフロアとして使う用途にも向いているでしょう。

引き戸は「下レール」と「上吊り」の2種類があります。上吊りタイプの魅力はフローリングにレールが不要なため床をフッラトにできますが、気密性が下がるため導入を検討する際は部屋選びに注意しましょう。

建具3:「引き込み戸」とは?

引き込み戸は、壁につくられた戸袋に開いたドアが収まるタイプの建具です。

部屋の一体感を演出できるので、開放感のあるリビングなどに適しています。しかし、部屋が広いと複数枚の引き戸を収納しなくてはいけないので、壁の厚が必要になることがデメリットかもしれません。

住まいの構造によっては柱や梁を太く対応する必要があるので、引き込み度を希望する際は対応可能かを確認してください。

作り付け家具とは?

作り付け家具とは造作家具やオーダー家具とも呼ばれます。既製品ではなく住宅に合わせてオーダーする家具のことで、気に入った色やサイズがない場合に役立ちます。

作り付け家具の魅力は設計の自由度が高いこと。素材や光の透過率など詳細に決めることができるので、使い勝手の良い住まいに近づくことでしょう。

   

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