平屋と二階建ての違いとは

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マイホームの購入で気になるのが平家と二階建ての家の違い。土地が狭いから二階建てにした方がいいと考える人もいますが、狭い土地だと平家の家は向かないのでしょうか。

ここでは、平家の新築を建てるメリットとデメリットを二階建ての家と比較して紹介します。

平家は一階建てで広い屋根があるのが特徴!

平家はその名のとおり平たく造った家で、注文住宅で平家を建てる場合は二階建てのよりも坪数を広く使って建築する傾向があります。

階段の昇り降りがないため、年齢を重ねてからも暮らしやすい「老後にも住みやすい家」づくりができるのが特徴です。

平家のメリット7つ

平家の家で暮らすメリットは7つあります。

一つずつ紹介していきます。

安定した構造の家づくりができる

平家の場合、二階建てよりも高さがなく二階部分の重さもかからないため、建物そのものが安定しやすいと考えられます。

※1981年5月31日以降、新築で建てられる住宅は新耐震基準(震度6強~7程度の揺れがあっても倒壊しない)を満すことを条件に建てられるため、平家だから地震に強いということではありません。

バリアフリー対応にできる

厚生労働省が発表している平成21年の家庭内における主な不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数・構成割合(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth18.html)によると、転倒・転落による不慮の事故が全体の20%であることが分かりました。手すりのある階段でも、咄嗟につかまることが難しければ転倒時に身体を支えることは難しいです。

平家の一軒家を建築する場合、階段そのものを設置しなくていいので、おじいちゃんおばあちゃんの事故の予防にもつながります。加えて、小さなお子さんが足を踏み外すこともなくなるでしょう。

部屋の段差を減らせばバリアフリー化も可能です。

二階建ての階段部分にあたる部分のスペースも利用できる

階段の面積はおよそ1.5畳~2畳程度です。1坪がおよそ2畳にあたるので、平均的な二階建て住宅(35坪前後)の場合、住宅面積の1割弱は階段に使われることになります。

階段下はデッドスペースになりやすい場所でもありますし、二階建て住宅で階段スペースを有効に使うのは設計時に綿密な打ち合わせを必要とします。平家の場合は階段そのものがないので、床面積を広々と使え、デッドスペースを作らずに済むのもメリットと言えるでしょう。

二階がないため生活動線がコンパクトになる

洗濯物を1階の洗濯機から取り出して2階のべランダまで干しに行くなど、二階建ての場合生活動線が複雑になりがちです。もちろん設計時に生活動線を考えて間取りを考えることもできますが、それにも限界があります。

平家の場合は階段がない分、生活動線がシンプルでコンパクトになります。家事の時間の短縮にもつながるでしょう。

一階と二階に家族が分散せず互いの様子が分かりやすい

二階建てでも家族の様子が分かりやすいリビング階段や段差のあるリビングダイニングなどを取り入れた間取りもありますが、家事動線や温度管理などの面で不都合が生じる例もあります。

平家は一階と二階で部屋が大きく離れることはありません。そのため、家族の様子が分かりやすく、食事や団らんんの際にも集いやすいメリットがあります。

メンテナンス時に足場取り付けなどがなく費用を抑えられる

住宅を建てる際、建築費用や土地代だけでなく「資産価値」について営業担当などとお話する機会があります。

資産価値を下げないようにするには、外壁や屋根を定期的にメンテナンスをしてキレイな状態を維持していくことが大切。二階建ての場合、外壁や屋根のメンテナンスで足場を組む工事を行うため、費用が平家より増えてしまう例があります。

建築時に費用が高くなりがちな平家ですが、維持費や資産価値を考えると最終的に平家の方がお得ということもあり得ます。工務店やハウスメーカーの営業担当者と打ち合わせをする際に、どちらが良いか比較してみることをおすすめします。

平家のデメリット3つ

平家一軒家の建築で考えられるデメリットは3つです。

広いスペースを確保するため広い土地が必要になる

平家住宅は二階建て住宅と違い、上のスペースを有効に使えないため、住宅面積を確保するのに広めの土地を必要とするケースが多いです。坪数が増えれば建築費用も高くなるので、二階建て住宅よりも予算が高めになる傾向があります。

周りの家に日光を遮られる可能性がある

平家は高さがない分、周辺のマンションや二階建て住宅の陰になってしまい、日光をうまく取り入れられないケースがあります。土地選びの段階で平家を建てると決めていれば日当たりも考えられますが、土地購入後に平家にしようと考えている場合はハウスメーカーや工務店と相談して、暗い部屋ができないようにするのが大切です。

二階建てよりも固定資産税が高くなることがある

土地を所有している場合、「固定資産税」と「都市計画税」を納付する必要があります。

都市計画税は特定されたエリアに住む場合にかかる税金ですが、神奈川県茅ヶ崎市は対象のエリアとなるため、都市計画税の納付義務もあります。

平家を建てる場合、二階建てよりも広い土地を購入するケースが多いため、固定資産税が高くなることがあります。

また、建物の床面積が同じだとしても、平家は二階建てに比べ屋根や壁に使う資材が多くなるため、資産価値が高いと判断されることがあります。その場合は二階建てよりも平家の方が固定資産税が高くなることも。

多額の差にはなりませんが、気になる場合はハウスメーカーや工務店で相談しておくのがおすすめです。

二階建ては少ない坪数でも空間をうまく使えるのが特徴

二階建ては平家よりも少ない坪数で間取りを増やせる特徴があります。高さがあるので天窓などをうまく使い、日当たりのいい家づくりをすることも可能です。

二階建てのメリット4つ

一つずつ紹介していきます。

限られた土地でも2階部分を使って部屋数を増やしやすい

階段にスペースが取られてしまうものの、同じ土地で平家と二階建ての家を建てるなら、二階部分にも部屋を作れる二階建て住宅の方が部屋数が多くなります。

限られた土地で部屋数の多い新築を建てたい場合は二階建ての方が向いている場合もあります。

家族間のプライバシーの確保ができる

二階部分に息子・娘家族が住み、一階部分に親夫婦世帯が住むといった二世帯でもお互いの生活に配慮した暮らしができるメリットがあります。

また、親子間で部屋の階数を分けることで親子のプライバシーの確保をすることも可能です。

水廻りを分けるなどで二世帯でも住みやすい

最初から二世帯で住む予定があるご家族だけでなく、二世帯になるかもしれないご家庭にもおすすめなのが二階建ての家。一階と二階のそれぞれにトイレやバスルーム、キッチンを作ることができるため、お互いの生活リズムが異なる場合でもイヤな思いをせずに過ごせるでしょう。

建築費用が安いことがある

二階建ての家の方が、平家よりも床面積や屋根の面積が少ないため費用がかからない傾向があります。

ただし、業者によって価格が変わるため、最終的な費用はどちらが上と言い切ることはできません。営業担当者にご確認ください。

二階建てのデメリット3つ

メンテナンス費用が平家よりもかかりがち

外装のメンテナンス時には高所での作業となるため足場を組む必要があり、平家よりも費用がかさんでしまうことがあります。

デッドスペースができる可能性もある

階段下や階段の上にできる空間など、デッドスペースが生まれやすいデメリットがあります。

一階と二階に分かれるので家族の様子が分かりにくい

リビング階段や吹き抜けなどで、ご家族とコミュニケーションがとりやすい家も増えていますが、部屋にこもってしまうと様子がうかがいにくいのが二階建ての家のデメリットと言えるでしょう。

ライフスタイルに合っているのは平家か二階建てかから考えてみましょう

平家と二階建ての注文住宅は、一概にとちらがいいとは言い切れません。平屋と二階建て、それぞれに魅力があるため、希望の家に近いタイプを選ぶ方が満足度が高くなるからです。

どちらにするか決められない場合は、それを伝えたうえで土地探しから相談に乗ってくれる業者に頼むのもいいでしょう。

   

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